Quantcast
Channel: VMware Japan Blog
Viewing all articles
Browse latest Browse all 972

VM ServiceでvSphereの仮想マシンをKubernetes流にライフサイクル管理

$
0
0

はじめまして。VMware の伊藤です。Tanzu 製品のプラットフォームアーキテクトとして働いており、開発と運用双方の経験があります。この記事では vSphere with Tanzu の「VM Service」という機能で仮想マシンをK8s流(kubectl)に操作する方法を紹介します。 コンテナ利用者のかたには周知の事実かもしれませんが、「コンテナは仮想マシンを置き換えるものではない」ということを聞いたことがあるかと思います。一番わかりやすい違いとしては「コンテナは同一ホスト上でカーネルを共有している」ということや「コンテナ上のデータには永続性がない」などが挙げられます。つまり「コンテナに適したワークロードはある」一方で「仮想マシンに適したワークロードは残り続ける」という事実があります。 ただ、コンテナの運用に慣れているユーザーから見ると、従来からの仮想マシンの運用は面倒くさいものかもしれません。たとえば VMware の vSphere やパブリッククラウドの IaaS 基盤は GUI 操作が基本であり、「似た操作をなんども繰り返す」というのはなかなかの苦痛です。繰り返し操作をしやすくするために API や CLI を採用することもできますが、その使い方を環境ごとに覚えるのも大変です。 vSphere with Tanzu が提供する VM Service という機能は、この「仮想マシンの運用は必要だけど、その操作が面倒」というコンテナ経験者のための仮想マシン管理ソリューションです。仮想マシンを作成したり、変更したり、削除したりといった操作を kubectl コマンドと YAML ファイルの定義ファイルで実現できます。 この記事では以下の順で VM Service の利用法を紹介します。 コンテンツライブラリに VM Service で使う仮想マシンテンプレートの登録 ネームスペースで上記コンテンツライブラリと仮想マシンサイズ設定を定義 VM Service で構築する仮想マシンの YAML 設定ファイルの用意 kubectl と YAML 設定ファイルを利用した仮想マシンの作成/変更/削除 公式ドキュメントとしては vSphere with Tanzu … 続き

The post VM ServiceでvSphereの仮想マシンをKubernetes流にライフサイクル管理 appeared first on VMware Japan Blog.


Viewing all articles
Browse latest Browse all 972

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>